おいてきぼり

結城永人


僕は気付かなかった。最終的にムードを認めながら責任が取れない格好で面持ちもダーク・ホースに蹴り出されて。悲劇のヒロイン、君よ、天使的な人の乙女心なのか。運命の恋を破局した僕は思い返す。かつて勇者魂を持つ作家的な人として悲劇のヒーローだった。繰り返し得ない、永遠の愛は再度と。大詰めで年下の女友達を存外と意識できず、または君の年下の男友達を気にしてしまった。僕が想像力を低下した事由は理想的な人と別れた涙にある。絶えてなかった。だから二人は各々の道を歩み始めたとしても失敗こそ正しかったといえよう。貴方の君に義務を負わせる僕は彼方ではない。ホワイト・ホースに乗り換えがてら駆けて行くべきは何処へかしら。自然と導いてあげたいから操られてみてくれない真実まで――。二十歳の出会いは早かった。気持ちを顔に出して生きたのは君も一緒さ。僕だって臆病なのよ。ビックリで肩も抱かないでいるね。記憶してなかったシャンプーの銘柄わ。やはり会えて嬉しかったな。僕は幾年の歳月を擁して天職を好んで来たか。判ったと想う。悲しい目で見詰めては一言も唇に得られなかった。どうも返されながら表せやしない。優しい君と結ばれるにはショックが余りに激し過ぎてダメージが殆ども凍え及ぼすかぎりのロマンチックがラブリーだと。喜びを祈る。ハッタリぞ咬ましてまでのプライドは受け留めたから。忘れなくとも許したい。青筋を立てて繋ごうとする誰かならば用心棒にしておやり。君へ夢中だ。幻のプレゼントを胸に歌い上げて行くや。楽しくて幸せだった。本題を裏切った僕は染めた茶髪が黒くなるように、まるで自動的に順々と肯定している。爽やかな吐息が面白い。