決心したんだ
詩的でなくてはならない
今現在の喜びという
息遣いも明白に
初めて迸る
発した言葉は思念できて
記憶へ残され
少しも揺るがなかった

知りたくて山々なのか
分かろうと重々なのか
山々なのは意識だった
重々なのが感受だった
考えたくて精神という
察しようと情緒という
精神だった山々なんだ
情緒だった重々なんだ

満面の笑みでいられる
二言はしなかった
脱却する気持ちがありつつ
要件として提示して
歴史的な事実を
如何に判断しようか
等閑してしまった足跡も
想像できなくはなく

カナリアが翔んだ
まるで必然性のように
水銀は転がり続ける
苦々しい過去だったというか
漂えるスライムは
偶然的な対象としても
留まり止めた団栗が
もし未来なら華々しいだろう

好き嫌いはするな
肩胛骨に羽根が生えるぞ
バレリーナは特例だ
表現したくなるね
ハワイへ行って来たよ
問屋が卸せる菓子わ
筆を奮わずにいられないぜ
口笛は吹いてみると
骨董品の陶磁器さ

なるほど
抱え込めない脈絡で
枝葉は血走り
塩辛い土壌という
気候も肌触りが快く
無我ではないか
いよいよ
アカシアが伸びた
カルデラも潤った
微かにコンパスを
扱える鍾乳石が
悲しくないまま


逝けるサザエの壷焼き

干乾しレンガで造る家

ウーパールーパーを観た
穿ったのはカブトガニだ

分度器やプラネタリウム

恋人たちが腕を組んだ

ラグビーボールも弾む

泣くに泣けず
宣誓したくなった
逡巡するよりか
相応しいというわけで
具体化できる
物象ではないのだ
格別だった
言語を所有して

生活に満足する
衣食住は不満だった
満足する衣食住へ生活しろ
勇者が繁栄する物語だ
物語で肯首した
等身大が不服である
肯首した等身大も物語しろ
清貧の壊滅した実地だ
実地と充満して
無機物ぞ非情であれ
充満して無機物も実地でき

小石を放れば砂金が手に入る
間隙を縫うような時間だろう
空間は断絶した桑畑と化して
川床の館も完成してしまった

まるで肺魚は泳いでいる
かりに外套も置いてある
そぞろ小雪が降っており
なんで彫刻を作ったのか
どうせ衝動と添えられず

咲いたサフラン
一挙に花開いた
サフランが良い

良いといえば
サフラン
やはりだろう

不意に咲いた
花開いた命の資質
良いサフラン

サフラン
ひょっとして
芸術的だ

一挙に活きる
サフランとは
凄い花開いた

実地が美しさの極致だった
憐憫を催させられたゆえで
ただし神様も他者も薬品も
頑なに彼岸の趣きを保って
滅却できる自己は眩暈こそ
馴れ合おうともしなかった
ペルシャ猫が細々と鳴くや
まるで因果律であるようだ
認識できなくなった個人が
どんな羨望と憤慨を擁して
至上の霊体へ含蓄するのか
汲ませた泪は天寿に正しい

本領を発揮しなくては
独力で把握した代名詞を
理解する人間味で
哀しく切なく納得する
現実も悩ましく狂おしく
頭が封鎖する実態も
不謹慎な毒舌が
透徹できない自在な
寛容として防御できない
方法だった象徴として
実際の本当に優しくなろうと
集中したい厳密な命題に
掻き回されるか取り組みたい
甚だしく煩わされるか
案外である状況とにかく
ならないという真顔
最悪へ奮起しない

ならば
尽される
善行が普遍的な領分だった
だろう
粘り着く
肉体を強いる基本のために
かくて
阻まれた
春雷は泥を直撃してしまう
ようだ
貫き得た
天蓋の夜空へ兆した蒼鷹と

いえ

最上級の高邁なイメージ
持続しながら堅牢となる
イメージは波及的だった
推移する世界でありつつ
新しくイメージとしてか
散逸させられた風来坊だ

アンミツが溢れ落ちない
プリンも
欲しいのはグミなのに
美味しい
黙々と噛んだ白玉や黒豆
カルメラ
けれど嬉しかった木苺

悔恨しなくてはならず
どうしても悟らせらせる
合理的な文法のせいで
懐柔できた破れ被れを
危なく非常に危なく
根性へ持ち込めようとも
祈らずにいられなかった
DNAが痛ましくて
恥ずかしい消しゴム

ついで願った
願った海は広大に波打つ
波打つ潮の満ち引きで
満ち引きで麗しく
麗しく夕日を飾り立てて
飾り立てて徐に凪いだ
凪いだ黄昏へ
黄昏へ重なり合う魂だった

さらに醸し出す
死のうとした
諍いがあり

かつて
子供という


天使

試すよりも烈しく
担うよりも
易しく

吸収した
責務の人生を
示さなくてはならない

恒常的な取り巻きだった
張られる曖昧に
速度で明かし
秘宝が

ない
疑惑でき
怪訝できない

力量があった
聖別されながら
浮動する範囲と限界の
田園を指して

概念へ
懐古的な
性質だ

警戒すれば紛糾するだろう
およそ見聞できた状態は
群集するクラゲよりも
滑らかであるように
よもや融和できた
ふつふつという
構成と要素の
無重量的な
惹起する
相似性
瑠璃

蛍が灯した
ランプを提げて
アクリルの円盤は動転した
密接に通わせる
粗い亜麻布
後れ馳せつつ押し寄せる
不幸を慈しんで
自負したい

先立つ
数多が星と降り注いだ


偲ばしく導かれ
触れられはしない
内面は消極的となる
にも拘わらず
雅びやかな蓋然された
社会へ悦楽を齎らすのか
それぞれで
結び付く


結城永人の長篇詩:全一篇