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結城永人


貴方の左手の中指の
指輪は虹の下で欲しかった
想いだけをただ胸に
打ち込んだ一日の夏がある
冷たく浚った言葉を
仕草へと預けてしまいたい

速度を高めた道筋も
照れて隠れずにいなかった
幾多の角度を刻んで
広やかな気分になれようか
透き通る硝子の向こうでは
社会が和らいでいた

付いて行けども舞い込まず
されど踵を返したら
最果ての栄華みたいにせよ
引き寄せられなくて
かくや踊り出した腰付きを
二人旅と受け留める
笑いの絶えない僕自身で

優しい風に吹き及びがてら
殆ど切り放している
もしか取り置き得なかった
真実を通過するべく――
刷新しても良いんだ