力強さ

結城永人


堪えた涙を愛したい
夢と引き換えの瞼に
寄せる唇もなかった
誇らしい苦しみこそ

非運的な状態ならば
付き合う必要もない
思い出を処分しよう
留める気がないのか

螺子を締めるように
親しめやしなかった
出来事を飛び散らせ
まるで最悪といえる

必要もなく振らない
振られては付き合う
親しめた思い出こそ
処分したくないんだ

愛したい涙を堪える
瞼へ引き換えの夢で
唇は寄せてあれども
苦しみこそ誇らしい

かくも完璧といえた
結構はなかったんだ
封印に閉ざすみたく
再現しない縁なので