ソリチュード

結城永人


どうにでもなる
行き詰まりの無気力よりは
主体性こそ生まれ付きだ

オレンジの旨さ
暇潰しに頭を働かせたか
引き返し得ない心境か
味わうオレンジ
悲しみを受け入れた舌触り

もはや
前向きになりたいと思った

避難するべき暴風雨で
崖の下へ追い遣られたまま
幻滅しても失望しても
真新しい世の中が
展がり続けるかぎり

錯覚こそ脅威的だったんだ