神様の懐へと

結城永人


皐月に君を思う

君思う皐月
綺麗だ

ヘアバンドを贈ろう
雪のようで橋のような
心持ちがする

皐月に思う君は愛らしい瞳で世界を見詰めていた

どうして逆らうこともなく


聞いてはならないまやかしだけれども
僕はもう皐月の君を思うことに決めたから
耳を塞さぎなどはしない


世界は吸い込まれて行くのだろう

神様の懐へと

君に思う皐月と共に向いていればbr> 皐月に思う君がハイヒールを鳴らしてポーチを揺らして
近付いて来るのも分かるのだろうか

僕が決めたからと
皐月の君を思うことには
もう惑わされるばかりで
チークダンスで踊り続けずにはいられないのも
目に見えて明らかなのだろうか

神様の懐へと

世界は吸い込まれて行った

愛らしい瞳で見詰めていた君の皐月を思うと
僕は今にも倒れ込みそうだ

悩殺されて