変わりなく

結城永人


好きだった
結婚して良いくらい
只気がかりなのは顔だけだった
目付きが彼と似ている
表情のせいではなかった

ところでいっそ
生まれ持った形が揃っていると
大人の恋は走れないんだ
心のエネルギーが切れているのもなぜだろう
彼のせいに思われるのは計算上の都合でしかないとすれば
恐らくは彼女のためだ

萎んだ宇宙よりも
太陽系を明るく経巡る地球の瑞々しさが痛かった
としか上手くいえない
接点が足りないのは例によって例の如くの片想いだ
終わりを嘆いては行けない
力尽きながら