水を折る

結城永人


二つに一つの日が暮れて
家に帰れば良いものを
考えながら泣くようにか
照れてばかりいる代わりに

水を折る
人は夏の暑さに
汗を流し

水を折る
心は空の高さに
影を集め

水を折る

素晴らしく
只偏に

パキン

貴方の頬に天使が留まり
手を置けば良いことと
考えながら泣くようにか
恥じてさえもいない曲がりに

水を折る
木は風の誘いへ
葉を流し

水を折る
夢は命の輝きへ
力を集め

水を折る

素晴らしく
極楽に

パキン