Spiral measure

結城永人


呪われて病んで辿り着いた海岸では押し寄せる波も驚くほど良く引けて行く

剥き出されて晒された砂の一つ一つに太陽が光を注ぎ込むと風が冷たく流れるよ
どんどん海が意識から外れてまるで涙のように淀みなく隠れてしまう

鴎の群れが突き放されながら空に抱かれる

文房具は無用に……

つまり君と僕が大木に座ってる理由なのさ

雷が鳴り渡り
茨が見通され
貝殻が打ち上げられる

何て健やかなの!
舐めた飴の残り香に暗い旅愁を重ね合わせると森林のざわめきが収まって絨毯の華やぎが浸かって霊感こそ冴えまくる