覚知

結城永人


まだ僕は愛の距離感を知ったばかりだ。近すぎて見えなかった君よ、この遠く離れた寒冷地帯の孤独の中で、僕はどれだけ想いを募らせるのか! 燃え上がる炎となってルビーを掴んだ。ブラックホールの蟇蛙みたいな根性といって時間の中に居座りながら自由に窒息する手前で、君の名前を呼ぼう。