花園への進路

結城永人


僕は心から謝るよ。ごめんなさい。君の純粋な気持ちを逆手に取って意外に町中を闊歩してしまった……。凸凹の内面を均してくれたって讃えられるけど、それが平らかどうかが漸く僕には分からないよ。もしかしたら精神の壁は永久に閉ざされ続けるのかも知れない。君は形容詞を打ち砕くという水晶を手渡さないね。何が写ってるのか?

僕だと良いのに違うなんて一気に追い越してやる。それが僕だって一気に追い抜いてやるぞ! 愛の台詞を囁く間もなく、恋の文句を呟く暇もなく、そして君こそ花園への進路を忘れるんじゃない。何も悲しまずに結び合わされる喜びの数多と共に求められるのは誰でも構わないと思うな、この僕は。