パトス

結城永人


命を尽くしながら
輝くのを止めないで
見る影もない亡骸たちは
神の御胸で安らいでた
発てる弔鐘を聞く方もなく
皆が眠りに就いた
暗い夜伽に
祈りを念じる気配がして
霊性を呼び覚まさせる
匂いこそ甘く
衝撃する憂鬱の
晩餐会も繰り広げられたか
直ちに引き上げたのだ
馬車を駆る余情で
荒んだ世の中が凍結される
草花は停留していた
切り開かれた常日頃を
火も灯さない
律動的な道理の償いに然く
眩さで満ち溢れると
生きなくてはならない