Sと衝撃

結城永人


神のみ
ただ通暁した
空が透き通る鮮やかさと

先鋭な奥義は至上の愛を
拘泥しながら
殆ども段階的に及ぼす
洗練された
極意へ
赴く

硝子の工房が
煙突を躱した
文鳥は少年と
郷愁で珠玉に
窮して礼拝や
新月へ命中だ

世も高台で
さに天だけを手向け
善徳が末永くありたくて
希みを放つも

整然と香らずにいない
緑の根幹の精霊は
口遊んでいた
恰も全一性の如く
花道を飾る
清冽か
喜び