素っ頓狂

結城永人


どんな想いがあるだろう
通じ合う二人になって
嫌気が差した頭の不快も
悩みを抱くには早かったと
閑かに歩き出しながら

恋は魔的な力強さで
互いの心と体を引き離さず
まるで久遠に同じような
恐ろしくも安らいでいたい
生こそ実現されたら

なんと駆け巡るのだろう
二人ではなくなっても
喜びの機縁があるかぎり
野山を越えて市街を抜けろ
突く風に遅巻きがてら