雪豹という博愛

結城永人


煮え立つ味噌汁を口に入れ
熱がらざるを得なかった
豆腐も油揚げも味わいつつ
舌こそ火傷してしまった

発揮すれば真価だとしても
不如意だろう本領がある

君は大人でも頼りなかった

冷まして食べるかどうか
箸を置くと次第に納得する
少々の葱が回転したので

立派だから懸念させられた

平装りの飯粒を掻き込み
焼き魚も容易く噛み砕ける
宥らかさを維持したまま

有理として死守したくなる
我慢しないのも知解的に

茄子が胃袋へ染み渡ってる