果物時計草

結城永人


一端でチラノサウルスと憐察を考え付いた
つまり赤と黒が流行している
百億光年も貞節で
潔癖な気立てというか
貴方に相応しく貢ぐ
貢ごう
貢げば恐らく
亜熱帯への旅回りか
手を貸した
たとえ赤道を跨いでも黒雲に覆われるみたいでは毟り取ってみせる
地点はボリビアでアルゼンチンとの国境沿いだった
実り
たわわに膨らみながら唾を呑み下させる
貢ごう
日曜日の大道芸もさながらに
遅れがちな足踏みは愛らしく
さぞや苦笑いを引き起こしていた
流星の輝きへ珈琲を啜るともない
貴方なので
夕暮れは帰り際に及ぼした
偲んだ
性根と厳かだった