アマランス

結城永人


寝付かれず
薄明かりの垂れ下がる
空を見遣っていた

夜に雷鳴が轟く
雨降りだった

紫で染まる度に
勢いを増して来るんだ
風も相当な強さで
吹き及ばずにいない

月と星も
厚い雲で覆われながら
銀河へ
留めてしまったのか
光を
送り出すのではなかった

稲妻が走る
闇だ
戦ぐ雨粒も
暗い

消灯された室内は
枕へ頭を載せたまま
横臥すばかりだ

微睡みが迫る
夜の闇に
紛れて
静寂が
間もなく
溶け