ホロロン

結城永人


僕は吟じているか
発した言葉が残響と共に溶け去って行く
詩は聞いている
天使の耳で、睦まじく
ならば受け入れよう
吟じない僕はいない
沽券に関わる硝酸の溜まり場が捻り出してぞ、
たとえ慚愧の気持ちは此方へ与るよりも、
侵蝕されなかったようだ
なんで不名誉なのか
受け入れろ
詩は聞いている
吟じる僕なんだ
泥塗れの抑圧ではない
取りかかる材料も落ちて来ない滝が流れている
弾くのか、弓琴を
速やかに、天使の指で
するや受け入れるほどに涙が透き通る
僕は吟じないのか
聞かない詩を
まるで食い込まないような森があった
良いのか、迫る形で