いつでもずっと

結城永人


辿り知るべき
月の砂漠を
恐れてはならない
流れ着いたのは
良いことだ
握り締めた掌が
空っぽになっても
たとえ

潮騒の海へ
裸足で質すように
追い遣られて
仕向けられた
生活がある
悪びれないかぎり
有利に働いた
過去形の

いとおしい

分かったから
遠吠えは銀狼だと
分かったから
雑用は柱の陰だと
分かったから
杏子は絢成しだと

子供だった僕も
青年だった君も
大人だった恋も
老齢だった真も

怯えないで
行き合うよりか
焦れられ