いきさつ

結城永人


閉め切られた窓の外で
風変わりな気配に纏われる
まるで痙攣のような
体躯が溶け去ってしまう
苦さを呑んでいた

長久に間が持たないと
生きた心地もしないのか
暴発しそうな頭ぞ
よもや内奥を打ち潰されて
道路へ臥しかけるや

さらば衰え果てた情感は
川辺で肩を落とすのだった
重々しい吐息と共に
絶無の縁か催そう
額も垂れ下げて強ちな

鵯一羽は焼け跡を
まさか出火らしかった
跳び跳ねがてら啄んでいて
俊敏に飛び上がると
晴れ渡りの空高く霞んだ

引き返せなかったが
葛藤せざるを得ないのを
当たり散らしてみても
惨めに若かないと凝らした
かくて錬成にせよ