待遇〜ガラパゴス諸島〜

結城永人


漫遊しないと
引き出しには入ってない
出来合いの品々が
28°の勾配によって
著しく落下した

イグアナは陸と
海へ
棲息するのだった

目星を付けておいたんだ

重々しく
現れたゾウガメが
首を伸ばすや
葉っぱへ食い付いて
引き切った

なんて
プリミティブ
なのか

空を行く
抑揚する影はどこへでも
進むように
まるでランダムな
動きこそ
止めないまま
流離うや

消え果てたフィンチだった

大層な岩場で
波飛沫を浴びて
まったり過ごす思惑は
暫く振りの
養生にも拘わらず

気が引けなくはないんだ

赤い風船も
流れて来てぞ
ちょびっと
連れ戻されど