言風清明

結城永人


愛するとは
心が通うことだった
確かめなくては分からない
ために愛するのは
決して生易しくもなく
完結するか
どうか
予断を赦さないものなので
愛するには道義へ
悖ってやならなくて
さもないと
必ずや否定されるんだ
むべもなく

当座は蕭索か
見知らない鵲に掠められて
ぼんやり居付きながら
現実を受け入れる

たとえ夜遅く
野原が拡がるとしても
正しいようだ
味わわされるゆえぞ
愛したので
どんなしかも
考えられ得る不可説にせよ
せいで嵩じる
看過したくはなかったと
重ね重ねにも拘わらず
想念の恙なさを