結城永人


命取りよりは良いのではないか
どうせギターも爪弾けなかった
僕はパン切れへバターを塗ろう

馴れ馴れしくも分かりたがって
聞き入れるのが思い遣りならば
知らずに君は追い打ちをかけた
四片のフランスパンを頬張って
ジュースはグレープフルーツで

気さくに接するのも苦手ならば
寡黙でいるべきだったのだろう
どうも有頂天になってしまった

デイジーが幾らか咲くとしても
的外れの僕は一人で出て行った
風を切ってサイクリングだった
やはり胸に秘めた叙情を抱えて
君も長らく求めずにいなかった