したり

結城永人


古墳の周囲に埴輪が
恰も祝祭の如き格好で
幾つも並んで置いてある

きっと死者の霊を
天神へ滞りなく弔いたい
生者の餞なのだろう

大きな盛り上がりも
緩やかに築造された台だ
気持ちは静まり続けて
染々とする歴史へ

少年は想いを馳せた
本腰を入れる社会の
個性的という雑草は
現代の文明を培った

訴える野望を穹窿に
暗黙で了解されたいか
挑みながら清々しく
一言も発しないで