森林浴

結城永人


弾いた心の琴線と
魂の音階が打ち出されて
大気を貫通する逞しさ
慕わしい信条がある

自分は自分で良い
他人も他人なのだ

ブナの木漏れ日の中で
蝸牛と茸と腐葉土と
まるで渦巻きのような
波動を休息しながら

どう生きるか?

互いに喜び合える
慈善でなくてはならない
気持ちがしたという

理知的なエコロジー
命として身に染みて来た
口裏は合わせたくなく
本物の活力を貰い
直截に畏敬しようとする