魂のトーン

結城永人


もしか僕が神であれば
疑わなくてはなるまい
全能ではないのだから
人間として通用しない

ならば人間になりつつ
誤るべきなのだろうか
信仰しようとするゆえ
悲しまざるを得なくて

君が悲しんでいたのは
傲慢でありたいよりも
愛されない自分という
良心そのものなんだよ

もはや容認した良心を
決して裏切りはするな
積極的でいられるため
世間の他人も笑うのか

依然として他人だった
恰も不朽の如き宜しさ
美醜でも是非でもなく
僕は神髄を呼びかける