奇特な関係

結城永人


パンダが運転する
黄色のマスタングだ
どこからどこへと
マスタングは正常で
故障もしないまま
いつまでいつより
助手席に僕を乗せて
どうなるどうなる
ハンドルを
ぐるぐる
回して
血眼のパンダなんだ
踏んで
すいすい
アクセルを
どうでもどうでも
突っ込む道路は凄く
甚だしい路地を通り
いつからいつへと
スウォッチも
しない停止
パンダが血相を変える
かちかち
パンダが異言を零した
できる飛躍
どこまでどこより
オーシャンは
ぴかぴか
スウォッチの新品も
息を凝らす僕だった
どうやらどうやら
日常を巻き戻しつつ
盛んな血気が失せて
白黒のパンダと共に
ゆらゆら
進めて
オーロラを
囈言で呟いたように
来た
行く
降りず
走らす
こと
もの
まるで僕は立ち上がり
ピリオドを
打って
ふらふら
手に入れる
プルーンの濃紺が
強靭として
磐石を構えるパンダにも
飛び散り
欲しかった
もいで