本望

結城永人


命は生きています
オランウータンの親子も木から木へと移動しています
もしも死んだとすれば静止したでしょう
僕はいいたくありません
まるで星の光のように輝かしく言葉を焼き付けて
いいたいのは尊厳なんです
抹香鯨に等しい何かしらだの誰かしらと準えた信天翁なんて
モヤシではないですか
確かに健やかな育成そのものを嬉しく想います
疑問符が大津波や超台風の感嘆符はトラブルと即応ですけど
僕は食べられなかった
だからいいたいんです
命にとって尊厳は冥府にあります
今世では試行錯誤も関の山でした
迎えに来る天使ではありませんか
なんと弱くも多く寄り集まり
持ち上げながら僕を翔ばそうとしました
二度と戻れないと念を押します
念には念を入れて戻れても相違すると窘められます
恐らく実地的に関係できないはずなので
下界が和合する心魂の甘美な様相を呈しました
かくも乱れ咲く水仙の数々みたいでした
可愛らしい天使の口振りなんです
どうしても気になりましたのは
鉄槌で殺されたトルマリンでした
僕が品質形容を行うのを留意して頂きたい
非常に重要な対象でありまし
た 生死の境へ追い遣られる実質としても
陰惨な吸血鬼のオカルトには匹敵しません
ところが神に由来する
試練とも功罪とも承知しませんでした
頷きながら僕は絶交しようとします
溢れ出す涙を流して墜落したく
脳天気であるべきですか
驚愕するよりも態度を改めました
病みも狂いもしません
呪わないで下さい
といいますのは
懊悩が差し迫るこそ害悪も現れて来ます
震撼させられる罌粟ですが
歌わざるを得ないわけなんです
暗礁へカジキが悠然と泳いだり
玉虫も潜り込んだりした丘陵に
急ぐべきではない言語ですか
やはり亡くなりません