夕闇の情景

結城永人


いわれて気付いても
成長しないのでは

鉢合わせした貴方の
拙さが危ぶまれた
僕には吹き出せない

かくて業みたいに

戯れに許されながら
薄らいでいたいと

別荘も
揺れる小雪の冬空で
寒々しく
待ち切れないのか
煮干しを平らげた
子猫たち
腹一杯と
暖炉の床へ
凭れ

思い遣りがあった

まるで芝居のような
銀幕と称えられる

気持ちは溢れていて

片時も
手放せない
対象そのものだった

造花を置くはずか
黙認できるのならば