ギミック・リング

結城永人


粘土で表明した休閑地を
記すべき日時はある

たとえ追い付かない
虚しさが母国だとしても
有終の美を飾れたか

重ねたい思慮と
言語を並べ立てながら
積み上げずにいられない
行為が肝心だった

もしや注意するならば
入れ換えようとするだろう

念頭に置いた万能の像を
嵐が吹き消すように
掻き回されてしまった
悪くなる気分でありながら
純金へ取り付いて

もちろん形見だった
備える肌身も離さないまま
異国で寂びた風穴という