インタールード

結城永人


頭を冷やした
終の住処といいながら
なんて幽閉的だろう
苦しみは愛ではなかった
豆腐屋の角を曲がり
一息を吐いて
知恵の輪も解けたにせよ
ハムスターが走る

気の毒な話だ
誰が蒔いた種なのか
悲しみが哀しみへ変わる
財産で何を得たのか
哀しみで喜びも遠くなる
辛抱せざるを得ないだろう
明け渡しと引き換えに
大らかなビジョンを
埋没して……

考え通りではない
非常に良いんだ
心得の風流が丘の上へ凝る
余りに求め過ぎていた
執着だったんだ
たとえ熱烈だとされても
臍を噛むような
思い通りでもなければ
バナナを剥こうか
烏が羽搏く夕焼けの空には
釣り合いなので

一言もなかった
ムルチコーレが繁り
行き去った日は戻らないと
改めて知ってみて尚も
分からずにいないのは
程々と詰めるべき根なんだ
憔悴しては免除されない
打って出たかった世の中へ
悖るのが太々しく