率直な話

結城永人


生きたいと
生きていたいと
感じているにも拘わらず
手遅れなのか
遠回しに打ち殺される
打ち殺させている
肯い得ない罪深さではなく
僕を感じたのだった

僕は幾年も
認められなかった
生きるべき世の中ではない
世の中に生きてはいない
生きてはならないと
認めざるを得なかった
幾年も幾年も
僕は気に入らず
存在こそ
生きず

最近になり
気が変わったんだ
生きていられる
世の中であるかぎり
生きなくてはならなかった
出遅れなのか
僕を認められるにせよ
精根が尽き果ててしまう
気もする

死にたくない
死にたくないんだ
死んでしまえば
死ななくなるだろう
死ぬべきでもなくなり
死ねはせず
死ぬよりかないどころに
死にさえやしないとしても

急遽だ
僕には感じられる
心残りがなく
恋愛も仕事も遊戯もなくて
生きたくなった
因縁もない
心残りそのものがなくて
生きたくなるのだった
感じられてならない
如何にも
然り