とこととこのん

結城永人


暗闇がある
一筋の光も消えて
生活は良くならないと
気持ちを断った

数多な音も轟かず
喜べなさへ仕向けられ
想像を絶するや

天に召された
人たちを偲んでいたんだ
仲間がいなくて
本物の味方もいない
同類もいなくなり
永訣せざるを得ないかぎり

精霊ならば降臨しよう

土煙を上げながら
欠片の完全性もない辺境で

意向はない
失われた世の全貌を
如何に引き戻せるのか
乾き切ってしまい
草木も生えず