穴場

結城永人


たぶんだろうならば
マーマレードだった
硝子の小瓶へ詰まる

一枚の便箋を繙いた
ならばきっとだろう

ポットに湯が沸いて
だろうならばたぶん
吉報ではなかったか
待ち遠しい気持ちで
アールグレイなんだ

きっとだろうならば

降り注いだ陽射しも
部屋を明るく彩った
ならばたぶんだろう
ハイキングが合うと
まるで誘引のような
受け取り方をするや

グライダーは飛んだ
ビスケットも焼けて
だろうならばきっと
素晴らしい世の中だ