ナンバー33

結城永人


飛び回っていた忙しさ
まるで掻き消すように
不安そのものだったか
感じ取ってもいないで
調えたはずの薬ならば
見事に崩れ去ったんだ
まるで砂の城のように
作り替えられやしない
駄目なものは駄目だと
唾棄こそしてなかった
忙しく飛び回っていて
鬱屈した気分に囚われ
捻り出した言葉がある
詩人だから歌ったまで
まるで丸まりのように
河岸で侵蝕される石だ
身を養うよりもないか
伸び伸びと行いながら
まるで再確認のように
化物たちも散開するや
なんて忙しいのだろう
誰かに何かを与えたい
何とも誰かが動かせず
衰弱するべきではない
無限と現れた全宇宙へ
息も吐かされなかった
受け取りやしなくとも
芯は曲げてはならない
まるであるかのように
忙しさが唸りを上げる
何かに誰でも怯えない
誰しも何をや怖れなく
能力が変わり果てては