湖の畔で連む霊と

結城永人


耳を貸せ
気力がないんだ
一人でいるのが当たり前か
余りに長くなり過ぎて
飽和してしまった
時間がある

場所はない
民宿は倒壊している
泊まりに行く予定だった
落石で打撃させられたまま
復旧の途上だ
猛烈な雨降りは止むも
地滑りが生じ易く
作業を遅らせる

喋らせて
森へ赴くと鳥が翔んだ
恰も告知の如く
快復するかどうか
生活が苦しい
文章として引き剥がしたい
実行するべきだった
圧迫的な思い入れにせよ
手間もない

感激があり
焚き火を起こしてみる
馬鈴薯で食事だ
実話にも拘わらず
借りなくてはならなかった