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結城永人


女神が面立ち
ピザ・デニッシュを口へ
運んだ頃には
青銅器で沸き上がった
どくだみ茶も良いだろう
試し割りへおよそ
縮み込んだら
長閑ではあり得なかった
といえども
溢れ出す
地球儀ではないか
ボウリングの球のような
まるで質感は
潤わしいスエードだ
永遠に

縞馬はサバンナで
走り続けている
群れを成した
蹄が土埃を
捲し立てるのだった

先決は意向だ
意欲ではないので
アレか
歯に衣を着せずには
いられなかった
とするや
否や

【デスティネーション】

かつて子雀を拾った。近所の林だ。巣の場所が発見されず、自宅へ持ち帰った。洗面器では出てしまいそうで、よもや大きな硝子の瓶に放り込んだという。飼えるのが幸せだった。なのに翌朝は鳥の鳴き声が周辺で止まらない。親雀なのか。僕は返しに行った。どこにも巣が見当たらないので、地面に置かざるを得ない気持ちが疚しい。鳥の鳴き声は鎮まったにせよ、不憫が残される状態という。生きて帰ったのか、子雀は。しかし幸せとは飼えると良いと考えていた。捕まえる巣も探し続けたのだった。出会いが出会いなので後ろめたいながら希望は果たされている。もしも巣を覗いたら求めなくなったのだろうか。手を出しても結果は変わらない。親雀が来る。飼わせないという。拾ったのが珍妙だ。巣で捕まえるよりも惹かれたに違いない。

学んだのが
真髄だと相応しい
生活感が漲る
ずっとずっと
宇宙は遠くなるので
超脱されてしまう
生活感が漲る
ずっとずっと
全人的というか
生活感が漲る

無限の彼方から

彼岸の普遍へと

渡って行くんだ

本質に拘泥りを

絶ち切らないで