風に乗る言葉で

結城永人


皆に良い顔をする
良い顔は記憶へ刻まれた
記憶を飛び回る海燕は
飛び回る晴れ間も突突いて
晴れ間で連想される
連想が呼び起こした
呼び声の
声も各々な皆に

以来
砦を建てた
夏は涼しく
冬は暖かな
霊感
春はなくて
秋もなくて
結果
始終
適宜だった
鋭意
周遊
厳戒

言葉を風に乗せると
風に乗る言葉で
乗った言葉も風かしら
風に乗る言葉で
言葉は風に乗った
乗らない言葉も風だった
言葉を風に乗せると

どうやら
懐かしい響きがする
野に咲く花は
アマリリスの
他には例をみない
ようだろう
初っ端わ

一人
内心
追尾
実際

本当
愛着
奪回