満月

結城永人


どんな花弁も黄だ
微笑ましく放り込まれた宵闇に咲いている

探勝するのは吝かではない

しかしながら顔を上げるや有り難いばかりだった
写し出されたのは行く末ではないか

僕は思い立つ
従来よりも速やかに
方向付けを引き受けて勤しむんだ

ついぞ心許なかった
頬伝う涙の跡は瞬く間に浄化するような
余りにも嫋やかな祈りを

庶幾えば
嘯かれたともさんざめく
頃合いは取り入ってみた所々へ
弛みなく冴え返る