グラス・スクエア

結城永人


やはり財宝があった
素晴らしく甘く
数少なく清新な

金庫を施錠した天使が
飛んで来るのだった
牛蒡抜きか
時空へ
三分も八分も忍耐強くては
屁でもない

再び降る
満天の星たちの
美しい空は久後だった

果てる……
しかし抱き留められた天使は金庫を開いている
収めた五寸釘よりぞ
楽しい気持ちにならずにはいなかった
ピンナップも仮装も
夢の夢では
砂原へプレーリー・ドッグが伸し上がる
日頃を忙しなく送り
F1でチェッカー・フラッグを振るのが役割りではない
のほほんも宛どなさへ突き付けられた痺れを切らすと
良好そのものだった

閉める
金庫を
独りで

雪崩れに打ち噛まされた電波塔を転がるや
春めく野原へ滑り込む!!
だから
泣かないで
多分多分
天使よ