吊り橋で屈むよりも

結城永人


僕がやった麦藁帽は帯が焦げ茶で小さめだった
どうしてかは〈ヒミツ〉にしておく
好きだったんだ
現在形でもないのは事情が変わった
まさか傷付いたらしい
初便りという
僕にとって
本心なのに許されてないと考えてはならない
君だから仕方がないにせよ
はっきり示されてまでは首を横へ振らないでしょう
数日しか経ってない
思い通りにならないのはグロッキーなんだ
しかし
なんで離れ去ったの?
天使ばかりか妖精ですらが一目を置いていた君
君は愛しさを受け切らなかったようだ
むろんではなく
分かっていたはずなのに知ってるつもりだなんて体面がなかった
憂いがちな僕を励ましてくれた
瞳へ乾杯だ
歌ってみせる
真摯に
飾りは添えず
けども甘さを控えたやつを
夏場に