西瓜の一切れ

結城永人


意識したよりも深く
憧れが滞っているのだった
過日の思いと共に
認め返そう心得ならば
期は熟して

人生を狂わせたか

誤った目測で
操縦士は高度を下げて
山林へ突っ込んで行った
大事には到らず
翔け昇る飛行機が空で
煙を曳かせている

恰も花丸の……
如くだった……世界観――
切れ切れに……

癒されて事足りるのではと
素惚けてしまった