ほうさん

結城永人


いちにち
つりいとをたれ
こころはうつろに
さかなたちではなくて
きもそぞろに
まちぼうけてる
ひとはふりかえらず
さながら
げっかびじんがちかしい
おもいうかべつつ
あれもようのそらへ
さおをふったり
かんじひたりつつ
からっぽのふくろへ
てをまわしたり
のんびり
すえるこしに
なまえこそあげないまま
まげるひじで
むこうみずな
なりゆきなど
およびつけば
かみつかれる
あたまだろう
そろそろ
しるしはつつまれた
たびかさなるもやに
よっとはきしんだ
りっかのさざなみに
みむいて
さわりはない
えさはのこりすくなく
あたりはない
たちゆれるものみ