鈴蘭

結城永人


平和の響きに
心を奪われてしまう
世界の外れで
聞き耳を立てながら

緑の葉に包まれ
並んでる花の幾つかに
鈴蘭の音色を感じる
穏やかな白さで

三日月の寝顔に
枕と観想される
夜更けの静けさで
浮き上がる詩だよ

平和の彩りに
魂を奪われてしまう
宇宙の極みで
見る目を据えながら

柔の葉に振られ
揃ってる花の幾つかに
鈴蘭の色調を感じる
円やかな弱さで

銀河系の首筋に
紐と想起される
朝焼けの華やぎで
落ち下がる詩だよ