Sacred

結城永人


人形を叩き壊しながら大きく叫んでいた
僕は愛を誰かに伝えたかったんだと思う
本当は神が自由を地球のコアへと押し込んでいたために
憎を感じるだけになってしまっていたんだけど
偽りの喜びを締め付けてみると
案外
現実を固く凍らせられたわけで
僕はセルロイドの喩えを安直に作り出そうと錯覚していた
苛烈な息遣いによって如何にも手に入れる寸前
怪獣と密会した謎は恐らく特例と間違いない
僕は社会をも逸脱するためか遣って来たんだ
不快な歴史には人間的な美学を添えなければならない
幻影を取り巻く夥しい呪いよ
吐け