赤と白と黄の風船が霞んだ

結城永人


全てを抱え込む美しさがある
余りに親し過ぎるせいなんだ
楽しみながら密やかなくらい

無邪気なままでは
いられないから
一人ぼっちで苦しむ
悪いことをしたのなら
会えやしないと

貴方は僕を起こさなかった
話しても話さなくても構わない
貴方に寝た振りをする僕が
感じていたのは正に思い遣りで
僕も貴方へ覗かれなかった

全てを抱え込む美しさがある
余りに親し過ぎるせいなんだ
楽しみながら密やかなくらい

抑え切れなくなる
気持ちのときは
味わわされるだろう

嫌われてしまうまでに
生きられるのか

全てを抱え込む美しさがある
余りに親し過ぎるせいなんだ
楽しみながら密やかなくらい

巫山戯たままでは
可笑しがって接した
病めやしないと
大丈夫なままでは
攻めやしないと

僕が貴方に捕まらなかった
僕が探させなかったんだ
貴方の躱される
純潔さよりも

僕は貴方を求めて止まない
腕を広げたような貴方を
まるでというか
僕こそ貴方を
貴方を