只単に知ってしまう時間帯

結城永人


水風船を叩いて遊んでいたい
窓際の机に写真を立てた後で
耕運機が押し進めた田畑にも
命が吹き込まれるためだった

世の中の話題に付いて行けず
恥ずかしくて堪らなくなるとは
僕自身の力不足なのかしら

不気味なんだ
人間が
上辺ではない
中身も
了解ではない性質を
面前にしつつ
心臓だ
恐怖感がある

鼻歌で越えられよう
もしも垣根ならば
台本で処せられよう
かりに裁量ならば
日課で弁えられよう
およそ節度ならば

誂え向きの差し障りのなさと
望ましく過ごされるべきだ