きっと大丈夫だから

結城永人


微かな光を頼りと信じた結果
興奮したキャンバスを支える
深く落ち着き払った眼差しも
嵐の後の静けさを秘めながら
身を乗り出して果てた稲妻へ
打ち震えるほどの気分だった

遠い昔
絵を描いているうちに
三十年前か
突破すると悟った
児童期
目に見えるものは表現せず
風景と見比べて
黄金時代に
まざまざ受け留められた
昼最中
自分がいるのだった

同じように調子もまるで
繰り返される事実らしく
まさか圧巻の壁際にせよ
経験そのものとしてなら
サプライズは薄かろうが
引き潮にやはり晒される
形でしかなさそうだった

遠い昔
三十年前か
児童期
黄金時代に
昼最中

自然の尋常ではない美しさを
知らずに済ませられやしない
たとえ動植物に囲まれずとも
陽徳でしかないみたいだった

衝動的にいって
天賦の才能の証だろう
プリズムに溶けて行った
日の名残りを惜しむならば
感激も又新たに
引き入れられるのだった