古風な形

結城永人


丸天井の元で見えるや
綿の手拭いを畳んでいた
立ち姿も惚れ惚れするほどに
行いは過ぎたようだ

感じられるのは
心のままにというわけで
まるでまるで
懇志なのかどうかも
想像へ任せよう
大いにあり得る

貴方の煌びやかな
箪笥の奥の人形ならば
おかっぱだった
滑りを示す否艶やかな
美しい髪なのだから
記憶にも残らずにはいない

怪しまなくて良いんだ
匂いは夜の海だった
灯台が船を素早く掠めては
恋も芽生えたに違いない

広間を後にするよりも
トパーズを知って欲しい
死んでも死に切れないので

いつか星が歌えば
肩を俄かに抱き寄せて
寄り添い合われたものだった
二人は互いに末永く
暮らして行けると……

感じられたのは
心のままにというわけだ
かくもかくも
貞潔なのかどうかも
信頼に預けよう
大いにあり得た

どうか宜しく願いたい

感じられるのは
かくもかくも
想像へ任せよう