手放されず

結城永人


寒くても良く晴れた
低い日差しの冬の朝に
世界は凛とした佇まいを

僕だけしか歩いてないなんて
静か過ぎる公園の道では
雨風に耐えた落ち葉が

一際と感じられる
流れ去る時間だった
空気を擦り抜けるようにか
澄んだ気持ちで

大層と信じられる
掴み取る愛情だった
貴方を引き入れるようにか
生きた気持ちで

見せ始めていた
暮れ終えていた

土台と親しまれる
出て来る調子だった
平和を繰り広げるようにか
閃いた気持ちで

見せ始めていた
暮れ終えていた

新たな空へ向きながら
立ち並ぶ木々も健やかだ
驚くほどに惹かれるくらい